大量生産とコスト削減を課せられた商品作りは、
「時間がかかる」・「人手がかかる」・「職人が必要」このような事はとても出来ません。

当然、時間がかからない製造方法、職人の腕も専門知識も必要でない製造方法で
作られ、これといった特徴のない、まずくはない商品作りになってしまいがちです。

最初から石臼で練り上げるには、職人の “感” が味を決めると言えます。
毎日同じ原料とは限りませんし、温度・湿度も違います。
空摺り・荒摺り・塩摺り・調味・仕上げと練り上がるまで2時間近く目を離せません。
すり身の温度には特に気を使わないといけませんし、塩を打つタイミングも重要です。
魚種によっては擂り上がり温度を高くしなくては本来の特性を出せない魚もいます。
職人技になると「すり身が氷が欲しい、塩が欲しい」と言ってくるのが分かるようです。

では、そんなに手間のかかる石臼練りに なぜこだわるのか?
答えは簡単です。美味しさの追求です。美味しさでこだわったのが

“歯ごたえ” と “しなやかさ” そして “旨味”です。

歯ごたえが良くしなやか まさに「プリッと感」です。
ひと口でそっと旨味が伝わり、噛むほどに味わいが良い そんな商品を作りたい想いなのです。

また品質管理、衛生理念につきましても、万全を期して、新鮮さをそのまま皆様に
お届け出来ますよう心掛けております。